2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 21:35:35 ID:r1mEr9Zr0
セーラが白糸台に入学したら…、みたいな話の続きです
今までのやつより軽いノリじゃないかも

前回
セーラ「白糸台でインハイの決勝に進出したで」 

引用元: セーラ「白糸台でのインハイが終わったで」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 21:37:05 ID:r1mEr9Zr0
インハイ個人戦終了、その日の夜、ホテル、セーラと照の部屋


セーラ「照、個人3連覇おめでとー」

照「あぁ、うん…今年は少し危なかったね」

セーラ「お前の妹はほんまえげつないで、
    眠らせたままのがよかったんちゃう?」クスクス

照「ふふ、それもいいけど…でも、私は本当に嬉しかったんだ
  咲が…麻雀を打ってくれて、さ」

セーラ「お前があの子に平手打ち食らわせたときはどうなるかと思ったで」

照「目を覚まして欲しかったんだ、あとでちゃんと謝ったよ」

セーラ「そっか。しっかし俺はもうちょい上を目指したかったわ」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 21:42:16 ID:r1mEr9Zr0
照「セーラは10位だっけ」

セーラ「ベスト8は高い壁やったわ…愛宕のアホにも負けてしもたしなー」

照「ならセーラもその悔しさをバネに頑張れるね」

セーラ「照には悔しさのバネがあらへんなぁー」

照「…負けないからね」ニヤッ

セーラ「こいつー!」コショコショ

照「あはは、ちょ、くすぐらないでっ!」アハハ

セーラ「あ、それで…」

照「ん?」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 21:44:27 ID:r1mEr9Zr0
セーラ「お前が言うてた、大会終わったら話あるーってやつ」

照「あぁ…うん、話はあるよ」

セーラ「今聞こか?」

照「ん、それもいいけど…今夜は優勝の余韻に浸りたいかな…」

バタン

セーラ「おいーここは俺のベッドやでー」

照「いいじゃん、どっちでも一緒だよー」ゴロゴロ

セーラ「あかんってー、照はそっちやー」

照「ねえ、じゃあ一緒に寝ようよ」ギュッ

セーラ「え、な、なんでやねん//」

照「あ、照れた?照に照れた?」

セーラ「うっさい、自分で言うなー」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 21:49:07 ID:r1mEr9Zr0
照「あー、明日にはホテルを出なきゃいけないんだね」

セーラ「そやなー」

照「セーラとも今夜でお別れかー」

セーラ「お、そう思うとちょっと寂しいな」

照「大会中はずっと一緒にいたもんね」

セーラ「ま、学校でも会えるやん」

照「そうだけど、また少し違うよ」

セーラ「そうやけど、俺も照も弘世もプロ志望なんやし
    部活には毎日出るやろ?」

照「うん、それはそのつもりだよ」

セーラ「なら、卒業までは一緒やでー。嬉しいやろー?」ドヤァ

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 21:53:26 ID:r1mEr9Zr0
照「…うん、嬉しいよ」

セーラ「おう…(ん?なんや?照の様子が…?)」

照「けど、卒業したら…離れちゃうんだね」

セーラ「同じチームってことはないやろな」

照「やだなあ…セーラと離れたくないもん」ギュッ

セーラ「そういえばお前、私のそばから離れないでって言うてたな」

照「そうだよ、だから離れちゃダメー」ギュー

セーラ「さすがに卒業後は難しいでー」

照「…そこはうそでも離れへんでーとか言おうよー」

セーラ「発音おかしいでー」

照「うぅ、関西弁は難しいです師匠」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 21:55:59 ID:r1mEr9Zr0
セーラ「誰が師匠やねん、…まあ、その、俺も離れるのは嫌やけど」

照「うん」

セーラ「でも、弘世も入れて、俺ら3人が親友なんは不変やろ?」

照「当然、そうだね」

セーラ「うん、せやんな。せやから、俺らはずっと一緒みたいなもんや」

照「うぅ、わかるけどわかんない」

セーラ「ちゅうか、優勝に浸りたいんやろ?こんな話止めとこーや」

照「…うん、ごめん」

セーラ「いや、俺はええんやけど」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 21:58:49 ID:r1mEr9Zr0
照「…ねぇ、せっかくだからやっぱり言ってもいい?」

セーラ「俺に言いたいことってやつ?」

照「そう」

セーラ「まあ、照がええんやったら、聞くで」

照「……セーラ、これはね、多分初めて会ったときから
  セーラに対して思ってたことなんだけどさ」

セーラ「初めて…あぁ、階段のとこやったっけ、懐かしいなぁ」

照「それは自分ではなんだかよくわからなかったの
  ただなんだかモヤモヤと気持ち悪い感じで、実体がないっていうか」
  
照「だからどうすればいいか、よくわからなかったの
  どうするっていうか、これはなんだーっていう複雑な感じでね」

セーラ「…それで?(な、なんやろ?実は関西弁が嫌いとかか?)」

照「菫に相談したんだ、なんだろうこれはって」

セーラ「弘世はなんて言うた?(もしそうやったらショックやなぁ…)」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 22:05:50 ID:r1mEr9Zr0
照「…それは、その、えっと…
  セーラのことが好きだっていう感情じゃないのかって」ボソッ


セーラ「…そうか、そう…か……ってえぇ!!?」

照「あぁ、そうなんだって思ったらモヤモヤはあっさり消えたの」

照「だから、前にケンカしたとき、私のそばから離れないでって
  そう言ったのは、…まあ、そういう意味もあったんだ」

照「まあ、ハッキリ言えば、あのとき感情ぶつけ合ったでしょ?
  それでね、自分の気持ちをはっきり自覚したんだと思う」
  
セーラ「…ちょ、ちょっと待て…マジか?」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 22:09:21 ID:r1mEr9Zr0
照「ウソついてどうするの…まぁ、言うつもりはなかったんだけどね、でも」

セーラ「でも?」

照「なんか、どうしても伝えたい!って思っちゃったんだよね」ハァ

セーラ「う、うわ…そ、そうなんか…」

照「すごく怖いよ、これを伝えることでセーラに嫌われたらどうしようとか
  私たち3人はどうなるんだろうとかいろいろ考えちゃう…けどやっぱり、ね」

セーラ「(なんも言葉が出てこーへんねんけど…気の効いたことなんか
     なんも言えへんし…どうしよ?)」

照「菫もさ、背中を押してくれてね」

セーラ「ひ、弘世が…そ、そうか…俺は全然その、気付けへんかったわ…」


セーラ「(団体決勝の日に弘世が俺に照のことを頼んできたんは
     そういうことやったんかい…)」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 22:12:26 ID:r1mEr9Zr0
照「…ん、まあ…その、ごめんね」

セーラ「いや、それはええけど…あ、謝るんは違うんとちゃうかな?」

照「そ、そうかな…ありがと。じゃあ、ちゃんと言うね…」

セーラ「お、おう」

セーラ「(うぅ、やばいやばい緊張してきたドキドキする…!!
     こんなん初めてやで…しかも相手が照って…あぁぁぁぁ!!)」 


照「セーラ、私はセーラの思いやりがあって、優しいところが、…好きです」

照「セーラと一緒に3年間戦えて嬉しかった、本当に、楽しかったよ」

照「いつも私を笑顔にしてくれてありがとう」ニコッ

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 22:14:54 ID:r1mEr9Zr0
セーラ「…こ、こちらこそ…あ、ありがと」

照「…うん」ウツムキ

セーラ「…(うわ、な、なにを、何を言うたらええの?こういうときって…)」

セーラ「(おい弘世、俺にもなんか教えてくれやー!)」

照「あの、ごめん、私ってセーラを困らせてるよね…勝手にペラペラ喋っちゃって…」

セーラ「まあ…うん、い、いや!」

照「私、自分のベッドで寝るから…おやすみ」

ゴソゴソ


セーラ「(ほんまに隣のベッドへ移ってしまいよった)」

セーラ「(え、ど、どうしたらええの、これは一体…)」

セーラ「(考えがまとまらへんしどうしたらええかわからんし
     なんか…呆然としてるんやけど……え、どうしよ???)」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 22:17:59 ID:r1mEr9Zr0
次の日、ホテルレストラン、朝食


セーラ「……」モグモグ

照「……」モグモグ

セーラ「(うわ気まずいなぁ…ていうかあんま寝れへんかったし)」

セーラ「(今朝からおはようしか言うてないんよなぁ…)」

菫「……」チラッ

菫「………はぁ」


淡「(え、な、なにこれ??)」コソコソ

尭深「(さ、さぁ?わからないよ…)」コソコソ

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 22:20:16 ID:r1mEr9Zr0
淡「あ、あのさ!セーラが言ってた姫松の人案内するやつって明日だよね?」

セーラ「お、おう!そやで!今日はネズミに会いに行くらしいわ」

セーラ「(た、助かった…淡ナイス!)」

淡「そうなんだ、どこ行くか決めた?」

セーラ「ん~、ベタな観光がええって言うてたで」

淡「スカイツリーとか、浅草とかかなー」

セーラ「そんな感じやと思うわ。あ、弘世、道案内頼むなー」

菫「…ったく、今回だけだからな」

セーラ「悪い悪い、今度俺のギャグ聞かせたるから、な?」

菫「それ罰ゲームだろ」

セーラ「えぇ、ご褒美やん!な、淡?」

淡「えぇ、どうかなぁ~」

セーラ「なんやとー!」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 22:25:39 ID:r1mEr9Zr0
尭深「そうだ、江口先輩は大阪に帰られるんでしたっけ?」

セーラ「おう、せやねん!正月以来やし楽しみやわー」

淡「いつ帰るの?」

セーラ「来週から夏休み終わるまで、1週間くらいのつもりやけど」

淡「えぇ、じゃあ残りの夏休みの練習には来ないの?」

セーラ「ま、そうなるな」

淡「やだやだ、セーラがいないなんてダメだよー
  一緒に大阪に行きたいよー、ね?いいよね?」

セーラ「あかん、秋の大会なんかすぐ始まってしまうんやで?」

菫「秋からはお前がエースなんだからワガママ言うな」

淡「むぅー。寂しいなぁ」

セーラ「学校始まったら部活も出るし、そんな顔せんと」

尭深「そうだよ、淡ちゃん。頑張ろうよ」

淡「うん…頑張るけどさぁ」ブツブツ

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 22:27:33 ID:r1mEr9Zr0
照「……ふぅ、チェックアウトまで部屋にいるね」ゴチソウサマ

菫「あ、ちょっといいか」

照「うん」

菫「じゃあお前ら食べたらチェックアウトまで適当に時間潰しておけ」

淡「りょーかい!」ビシッ

尭深「はい、わかりました」

セーラ「おう」


セーラ「(照…うぅ、どうしよ)」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 22:30:24 ID:r1mEr9Zr0
レストラン、3人


淡「ね、照と何かあったの?」

尭深「宮永先輩の様子が変だったような…」

セーラ「う、うん…まあちょっとな」

淡「ちょっと?」

セーラ「え、っと、センチになっとるんよ、照」

尭深「センチメンタルですか?…ほう」

淡「えぇ、照には似合わないねー」

セーラ「高校最後の大会終わったし、妹とも仲直りしたし、
    まあ照にかってそういうこともあるやろ」

セーラ「(ほんまのことなんか言えるわけないやん…!)」

淡「ふーん、なるほどねー」

尭深「…(ほんとにそれだけなのかな?)」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 22:33:17 ID:r1mEr9Zr0
しばらく談笑ののち…


プルルルルルルル


セーラ「ん、俺や」

セーラ「もしもし?」

菫『江口?部屋に戻って来い、すぐに』

セーラ「え、なんで?」

菫『じゃあ待ってる』

セーラ「あ、ちょ!」

淡「誰ー?」

セーラ「弘世やで」

セーラ「ちょっと先に戻るなー」

尭深「はい、じゃああとで」

淡「あとでねー」フリフリ

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 22:38:11 ID:r1mEr9Zr0
テクテク

セーラ「て、照のことやろうなぁ…」ブツブツ

ガチャリ

セーラ「おーい、戻ったで」

照「セーラ…おかえり」

菫「悪いな、呼び出して」

セーラ「まあ、どうせ戻ってこなあかんし、ええけど」

菫「それで…昨晩のこと、照に聞いた」

セーラ「…そうか」

照「言うべきか迷ったんだけど…セーラ、ごめん」

セーラ「謝ることないやん照」

照「ん、そう…かな」

セーラ「そうや、で、弘世は何の用なん?」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 22:43:22 ID:r1mEr9Zr0
菫「…とりあえず、照を楽にしてやれ」

セーラ「どういう意味や?」

菫「お前昨日具体的なことは何も言わなかったんだろ?」

セーラ「ん、わからん、はっきり言うてや」

菫「あぁ、もう。照の気持ちに応えるか応えないか、だろ?
  告白されたらまずその返事をするか、」

菫「即答できないなら少し待って欲しいとか、そういうことを
  言ってあげるのが勇気を持って告白した相手に対する礼儀じゃないか?」

セーラ「あ…」

菫「あ、じゃないんだよこの鈍感」

セーラ「うぅ…照、ごめん…俺もテンパってたっていうか…その…」

照「う、ううん!セーラが悪いことなんか何も…」

セーラ「い、いや!俺がちゃんと返事せんかったのが悪いんや」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 22:44:59 ID:r1mEr9Zr0
照「…じゃあ、あの、…聞かせてくれる?」

セーラ「えーあ…」

菫「じゃあ、私は部屋に戻るよ」

セーラ「い、いや!弘世はそこにいてくれ」

菫「はぁ?どうして?」

セーラ「…ええから」

菫「あぁ…わかったよ」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 22:48:08 ID:r1mEr9Zr0
セーラ「照、あんな…俺はな、」

照「うん」

セーラ「正直なとこ、ようわからんねん。
    照はずっと親友やったし、距離が近すぎてな、」

セーラ「照をそういう風に見たことがないし…ちょい戸惑ってるわ」

照「そう…だよね」

セーラ「戸惑ってるんもあるし、ビックリしたちゅうのもあるで」

照「私はずっと隠してたから…」

菫「告白はしないってずっと言っていたからな」

セーラ「でも…まあ、その、嬉しかったで」

照「ほ、ほんと?」

セーラ「おう、好かれて嫌なはずないやんか」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 22:53:12 ID:r1mEr9Zr0
セーラ「けどそれが、照が俺のことをその、…好きって言うてくれる
    気持ちと同じ感じなんか、違うんか、それは今はまだわからへん」

照「うん…」

セーラ「せやから、ちょっと時間くれるか?」

照「も、もちろん…待ってる」

セーラ「そ、そか。よかった…」

照「ん…」

菫「はぁ、…もうお前らは」

照「ごめん菫、何から何まで…」

セーラ「ありがとうな、弘世。
    俺らには弘世いてくれなあかんみたいやねん」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 22:56:36 ID:r1mEr9Zr0
菫「いやお前それは…ううん、なんでもない」

照「頼りにしてます」

菫「あぁ…うん」

菫「…(私はこういう役回りなんだなぁ)」

菫「(…でも、二人が笑っていてくれれば私は…私は…)」


セーラ「じゃあ、照…その、いつも通りにしよな?」

照「う、うん…さっきはなんかごめんね…」

セーラ「それはもうええ、な?」

照「わかった、じゃあ、いつも通り」

セーラ「おう、いつも通りや」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 23:06:16 ID:r1mEr9Zr0
由子「洋榎、こっちなのよー!」

洋榎「えぇ、由子さっき間違ったやん」

恭子「今回は合ってるみたいですよ、ほら」

セーラ「あー!お前ら遅いで!!」

絹恵「すいません、江口さん」

洋榎「別に遅れてへんやろー、絹謝らんでええ」

セーラ「頼んだ方が早く来るもんやろ」

恭子「すいません、そう言うたんですけど主将がトイレトイレうるさくて…」

洋榎「ちょ!余計なこと言わんでええやろ恭子!」

由子「私が道を間違えちゃったのよーごめんなさいなのよー」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 23:09:30 ID:r1mEr9Zr0
セーラ「いや、たれ目以外はええねん。怒ってへん、俺は優しいからな~♪」

洋榎「優しい?恭子、そんな人見当たるかー?」

恭子「さ、さぁ?」

セーラ「おいこら!裏切る気かー!」


漫「(うるさっ…)あの、おはようございます」

菫「おはよう、…いかん、これは頭痛に悩まされそうだ…」ハァ

淡「ふふん♪楽しみだなぁ~」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 23:14:46 ID:r1mEr9Zr0
観光はキンクリ

某公園、休憩中、水辺

恭子「漫ちゃんなにしてんのー!」

淡「あはは!漫おもしろーい!」

漫「あ、ちょ、絹ちゃん押さんとってー!」

菫「ふむ、これは押せという意味か?」

由子「そーやねぇ、そういう意味なのよー」

漫「ちょ、ほんまやめてくださいって!」アワワ

絹「え、や、やるんですか?」

淡「それはもう一思いに♪」

絹「上重さんごめんやで!」

漫「ちょ、ほんまそれシャレにならんからー!」

ドンッ

バッシャーン!


漫「あ、あ、わわ!!」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 23:19:43 ID:r1mEr9Zr0
少し離れて、ベンチに二人


洋榎「あー疲れたー!」

セーラ「そら、あんだけ騒いだら疲れるわ」

洋榎「お前が一番うるさかったやん」

セーラ「はぁ?お前やろ」

洋榎「いやいやこんな静かな美少女ほかにおらんやろ」

セーラ「静かな美少女…はて?どこに?」

洋榎「ここやここ。って弘世ってもっと怖い人やと思ってたで」

セーラ「まあな、見た目がな。デカイからな」

洋榎「せやな、第一印象が怖かったわ」

セーラ「ま、ちょいきついけど悪いやつやないで」

洋榎「あの細かすぎるスケジュール表はおもろかったけども」ケラケラ

セーラ「ああいう性格やねん、細かいねんほんま」ケラケラ

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 23:27:26 ID:r1mEr9Zr0
洋榎「ま、でも感謝やな~おもろかったでー」

セーラ「おう、それは弘世が喜ぶわー」

洋榎「お前らケンカばっかりしとる割には仲ええんやな」

セーラ「ん、まあ…友達やしな」

洋榎「ふーん、ま、ええけど」

セーラ「な、なんやねん?」

洋榎「いや別になんもないけど」

セーラ「…そうや、ちょっと聞いて欲しいことあるねんけど」

洋榎「うちに?セーラが?珍しいもんやなぁ~」

セーラ「いや、俺の話っていうか俺の後輩の話やねんけども」

洋榎「…そういうのってたいてい自分の話…いや、ええわ。なんや?」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 23:32:44 ID:r1mEr9Zr0
セーラ「そ、その後輩な、友達に、一番の親友にな、
    こ、こ、告白されたらしいねん」

洋榎「ほー」

セーラ「そんでな、どう返事したらええかわかんっていうか…
    いつも通りに接しようと思ってもなかなか難しいみたいでな」

セーラ「そういう風に見てなかった相手に言われて戸惑ってるみたいやねん」

洋榎「なるほどなぁ、でもその後輩さんってセーラに恋愛相談とかおかしいやろ」クスクス

セーラ「う、うっさいわ俺かって相談されることもあるし!」

洋榎「しかもそれをうちに聞くって間違っとるやろー」

セーラ「お、お前やったらどう思うか聞いてみたかっただけやし!
    べ、別に他意はないからな!勘繰らんといてや」アセッ

洋榎「ふーん、ま、ええけど」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 23:36:41 ID:r1mEr9Zr0
セーラ「で、どう思うん?まあ、そやな、例えば…
    お前が親友の末原さんとかに告白されたらどう思う?」

洋榎「ちょ!な、なんで恭子が出てくるん!?」アワワ

セーラ「いや、例えばって言うてるやん」

洋榎「そ、そやな、例えばやな…うーん…」

洋榎「…うちははっきりせーへんの嫌いやし、さっさと答えを出す、かな
   モヤモヤ考えるんってめんどいしなぁ…」

セーラ「そう簡単にいくもん?」

洋榎「実際そうなったらどうなるかはわからんけど、今はそう思うで」

セーラ「俺もハッキリせんのは嫌いやけどそう簡単に決断できんっていうか…」ボソボソ

洋榎「ん?なんやねん、聞こえへんでー」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 23:39:50 ID:r1mEr9Zr0
セーラ「な、なんもないわ。す、すまんなこんな話…せっかくの観光やのに」

洋榎「いや、ええよー。たまには恋バナとか女子高生らしい話もしとかへんと」ニヤニヤ

セーラ「俺ら麻雀の話しかせんからな」

洋榎「色気ないわぁ」クスクス

セーラ「ま、その方が似合ってるか」

洋榎「かもなー」


菫「江口ー!そろそろ行くぞー」

セーラ「おう!すぐ行くわー!」

恭子「主将!行きますよー!」

洋榎「ほーい!行くでー」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 23:46:23 ID:r1mEr9Zr0
洋榎「セーラ、最後に1個だけ質問や」

セーラ「ん?」

洋榎「その親友ってな、チャンピオン?弘世?どっち?」

セーラ「い、いや!後輩の話やって言うてるやん」

洋榎「お前のウソとか見破れ過ぎて欠伸出るわ~」フワァ~

セーラ「……」

洋榎「お、ウソは認めるん?で、どっちや?」


菫「江口早くしろ!」

由子「洋榎ー!置いていくのよー!」


セーラ「わ、わかってるって!」

洋榎「すぐ行くでー!」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/07 23:52:50 ID:r1mEr9Zr0
セーラ「……」

洋榎「セーラ?」

セーラ「…内緒や」

洋榎「ま、今はそれで許しといたるわ」

セーラ「それで頼むわ」


セーラ「(…こいつに聞いたん間違いやったかな…
     でも、なんか喋ってちょっとすっきりしたっていう気もする)」

セーラ「(弘世に相談したら照に筒抜けになりそうやしな…)」

セーラ「(…しっかし、どうしたらええんかなぁ……)」

セーラ「(照のことは嫌いちゃうし、ていうか友達としては大好きやけど…)」

セーラ「(ん~…好きっていうんは…その、キスしたりとかやろ?)」

セーラ「(照と?そんな恥ずかしいことできるわけないやん…)」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 00:05:23 ID:a02+XPVW0
姫松との別れ際


セーラ「ほな、お前ら元気でなー」

洋榎「お前らもなー」

恭子「なんだかんだで仲良しですね、二人」

菫「そうだな、所詮似たもの同士だからな」

セーラ「はんっ!どこがや」

洋榎「そーやそーや!」

由子「そっくりなのよー」

淡「あ、でもセーラのほうが可愛いけどね~♪」

絹恵「っ!お、お姉ちゃんのほうが可愛いわ!」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 00:06:32 ID:a02+XPVW0
淡「セーラだよ!」

絹恵「お姉ちゃんや!」

セーラ「いや、ちょ、それは恥ずかしいからやめとけ淡//」

洋榎「さ、さすがに恥ずかしいわ絹//」

菫「お、照れた」

恭子「ほんまや」

由子「洋榎が可愛いのよー」

洋榎「う、うっさいわお前ら!//」

漫「ちょ、誰かこの大量のお土産持ってくださいって!」アワワ

漫「末原せんぱーい!!!」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 00:09:01 ID:a02+XPVW0
数日後、大阪、江口家、セーラの部屋


セーラ「家は落ち着くなあ…」

セーラ「…あぁ、あかんあかん…どうしても照のこと考えてしまうで…」

セーラ「どうしたもんかなぁ…いや、今日はこのことは忘れよ」

セーラ「もうすぐ怜と竜華が来るはずやしな!」

ガチャ

怜「セーラー!来たで~」

竜華「うちも来たで~」

セーラ「お!待ってたで~」

怜「インハイ以来やなぁ」

竜華「そやなぁ」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 00:11:47 ID:a02+XPVW0
セーラ「怜はインハイベスト8おめでとうやな」

怜「ありがとー。全国クラスの魔物怖かったわぁ」

竜華「いや怜もそっち側やん」

セーラ「そーやそーや!」

怜「えぇ、絶対ちゃうわー。宮永姉妹とか神代さんとかと比べたら
  うちなんか全然大したことないで…あれはほんまもんの化けもんやし」

セーラ「化け物なぁ」クスクス

竜華「宮永さん怒るで、それ」クスクス

セーラ「魔物はギリセーフやけど、化け物は怒るなぁ」クスクス

怜「宮永さんって見た目以上に繊細そうやもんな」

セーラ「ん、せやなぁ。意外といろいろ気にしすぎるとこあるな」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 00:14:19 ID:a02+XPVW0
竜華「でもそういうとこがないと人間味がないやん」

セーラ「淡は照のそういうとこをあんま知らんときにな、」

セーラ「照はロボットみたいとか言うてたで」ケラケラ

怜「対局中だけ見てたらまあ、そういうのもわからんではないけど」

竜華「そやなぁ、なに考えてるかいまいちわからんしなー」

セーラ「ま、その実、結構繊細でいろいろ考えすぎる気にしすぎる子やねんで」

怜「セーラは宮永さんと仲良しさんやなぁ」

セーラ「あ、う、うん、そやな。仲良しやで」

セーラ「(うぅ…なんで照の話ばっかになるんや…意識してまうやろ…)」

セーラ「まあ、詳しくは言わんけど照もいろいろ大変でな…
    ちょっと激しいめのケンカもしたけど、今はいい親友や」

セーラ「(そう、親友…親友か。でも照はそう思ってないんやろうな…)」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 00:19:17 ID:a02+XPVW0
竜華「そやからってうちらのこと忘れたらあかんよー?」

セーラ「当たり前やろー?」

怜「ふふ、セーラは変わらへんなぁ。なんか安心するわ」

竜華「確かにな」

セーラ「それ褒めてるん?」

怜「当たり前やん」

竜華「そやでー」

怜「そういえば、3年前のこれくらい…かもう少しあとくらいに
  セーラの進路の話したなぁ」

セーラ「あぁ、そやったなぁ。いろいろ推薦来てたしな」

竜華「あれからもう3年なんやなぁ。早いわー」

セーラ「正直なとこ、白糸台に行くんは相当賭けやったんよ」

竜華「賭け?」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 00:27:01 ID:a02+XPVW0
セーラ「せやねん。そらまあそこそこ強いとこで
    いい環境を用意してくれてるとはいえ、」

セーラ「俺の目標は全国制覇やったし、
    家を出るっちゅーことで不安もなかったわけやないしな」

怜「でも、行ってよかったって思ってるやろ?」

セーラ「そうやな、照っていうすごいやつにも出会えたし
    いい友達や後輩に恵まれたんも、よかったで」

竜華「うちらはちょっと寂しかったけどな」

セーラ「はは、それはすまんかったなあ」

怜「でも、それ以上に、頑張ってるセーラを応援してたよ」

セーラ「ありがとう、ほんまに」


セーラ「(照はすごいヤツ…圧倒的な力を持った最強の高校生)」

セーラ「(そんなやつが頬を赤らめて俺に好きやって言ってくれたんやな…)」

セーラ「(…もうちょい真剣に考えなあかんよな)」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 00:29:15 ID:a02+XPVW0
怜「ていうかセーラちょっと元気ないなぁ」

竜華「ん、確かになんとなくそんな風に見えるかも」

セーラ「元気ないっちゅうか、ちょい悩み事や」

怜「なに?」

セーラ「いや、たいしたことではないんやけど…まあいろいろや」

竜華「インハイも終わったのになにがあったん?」

セーラ「うぅ、お前ら突っ込んでくるなぁ」

竜華「うちらには話せへんことなん?」

怜「私ら親友やで、なんでも聞くやんか」

セーラ「…や、でも……誰彼言うことやないんよ」

怜「じゃあな、私がセーラに言うことあるから聞いてくれる?」

セーラ「ん?なに?」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 00:31:43 ID:a02+XPVW0
怜「あんな、私と竜華のことやねんけど」

竜華「ちょ、怜それ今言うん!?」アセッ

怜「セーラに元気になってもらうにはええんちゃう?」

竜華「いや、でもほら、タイミングってあるやん!」

怜「どうせ話すって言うてたんやからいつ言うても一緒やん?」

竜華「でも心の準備とかほら、あるやろ?」

セーラ「なんやなんや~?」

怜「あんな、セーラ…ほんまはもっと早く言うつもりやってんけどな」

竜華「まあ、その、インハイやらなんやらでセーラは忙しかったやろうしな」

怜「なかなか言う機会がなかったというか、まあそんな感じやったんよ」

セーラ「もったいぶらんと教えてーや」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 00:34:15 ID:a02+XPVW0
怜「えっとな…私と竜華のことやねんけど…実は、付き合ってるんよ」

セーラ「えぇぇっ!?ほんまか!?」

竜華「今年の春くらいからやねんけどな…」

セーラ「そ、そうやったんか…全然気付かへんかったで」

怜「私が竜華に告白したんよ」

竜華「驚いたで?だって、うちの片思いやと思ってたしな」

セーラ「怜が…頑張ったやん…まあでもこう、
    パズルのピースが上手いこと噛み合った、みたいな感じもするな」

竜華「そやろ~♪」

怜「竜華にはお世話になりっぱなしやったし、悪いなぁって
  ずっと思ってたんやけど…気がついたら、あれ、これって」

怜「好きって言うことなんちゃうかなぁって気がついたって言うか…な」

竜華「うちとしては断る理由ないし、まあそれで…付き合い始めたんよ//」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 00:36:20 ID:a02+XPVW0
セーラ「怜、緊張した?告白とか」

怜「そらなぁ…このままの関係の方がええんちゃうかなって思ったし
  嫌われるかもしれんって考えたら怖かったで」

竜華「私はその怖さでずっと告白なんかできひんかったわ」

怜「でもこのままずるずると気持ち引きずるのが嫌やってん」

セーラ「なるほどなぁ…(照もこういう気持ちやったんよな…)」

セーラ「(…照も怜も、ちゃんと告白できるなんてえらいなぁ)」

竜華「ごめんな、言うのが遅くなって」

セーラ「いや、ええよ。まあ、俺が忙しかったんは事実やしなー」

セーラ「怜が倒れたときに竜華が死にそうな顔してたんはそういうこと
    やったんやな…まあ俺もめっちゃ心配したけど!」

竜華「ははは、まあな」ニガワライ

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 00:40:39 ID:a02+XPVW0
怜「大げさやって。あれがあったおかげでちょっと身体強くなったみたいやで?」

竜華「んもう、そんなんばっか言うて無理するんやから」

怜「ごめんなぁ竜華、でも私は大丈夫やで」

セーラ「こら心配事が絶えなさそうなぁ、竜華」ケラケラ

竜華「笑い事ちゃうわー」

怜「…で、セーラの悩み事はなんなん?」

竜華「言うてーや、セーラ。うちらも力になりたいんよ?」

セーラ「まあ…二人にしか言えんことかもな」

怜「え?」

セーラ「(信頼の置ける二人なんやったら…上手いこと助言してくれそうやしな)」

セーラ「(正直一人で考え込むは限界かもやわ)」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 00:42:33 ID:a02+XPVW0
セーラ「実はな…さっき話してたその、照のことやねんけど」

竜華「宮永さん?」

セーラ「…その、俺は照に…好きって告白されたんよ」

怜「えっ!?」

竜華「ほんま!?」

怜「へぇ…あの宮永さんがなぁ」

竜華「い、意外すぎひん?」

セーラ「一番驚いたんは俺やで?びっくりしたわ」

セーラ「照はそういうの無頓着やと思ってたし…
    もちろん俺も無頓着っていうか恋愛とかそういうの考えたこともなかったし…」

竜華「確かにセーラに恋愛どうのは似合わへんしな」

怜「そやな」

セーラ「…なんか悔しいけど、確かに似合わへんよな
    そやからもう…どうしたらええかわからんねん」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 00:44:12 ID:a02+XPVW0
セーラ「怜が竜華に告白したように、照も勇気振り絞ったと思うし
    実際にそう言うてたよ?けど俺は照をそういう風に見たことなかったし」

竜華「それでどう結論出したらわからんってことなん?」

セーラ「そういうことやねん。照には今は返事待ってもらってるわ
    すぐに結論出せへんって言うてある」

怜「難儀やなあ」

セーラ「かと言ってな、断るっていうのもそれでええんかって感じでな
正直、どうしたらええか全くわからん」

セーラ「弘世は照の味方みたいやし俺は迂闊に相談とかできひんし…」

竜華「弘世さんかぁ、こういうとき相談したいタイプなだけに勿体無いなぁ」

怜「じゃあもうセーラの気持ち次第でどうにでも転ぶっていことやろ?」

セーラ「…まあそういうことやな」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 00:46:36 ID:a02+XPVW0
怜「じゃあ一個聞いてもええ?」

セーラ「ん?」

怜「宮永さんに告白されたされてへんは置いといて…」

セーラ「置いて?」

怜「セーラに好きな人はいないん?」

竜華「いや怜、セーラはさっき恋愛とか考えたことないって言うてたやん」

怜「そうやけど…」

セーラ「好きな人…?考えたことないで?
    だから、おらんっていうのが答えかなぁ」

怜「ん~…けどまあちょっと真剣に考えてみて?」


セーラ「(好きな人?そんなん…いるわけ…)」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 00:49:20 ID:a02+XPVW0

・・
・・・
・・・・

菫「江口、お前いい加減にしろよ、そこら中散らかすな、片付けろ」

セーラ「えぇーそこは別にええやーん。弘世はほんますぐ怒るなぁ」

菫「お前がちゃんとしないからだろ」

セーラ「俺のこと好きなくせに冷たいなぁ」

菫「は?どこからそのオメデタイ思考が現れるんだ、ばか者」

・・・・
・・・
・・

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 00:51:43 ID:a02+XPVW0
セーラ「…っ!!??」ガタッ



怜「セーラ?」

竜華「なんでびっくりした顔してるん?」

セーラ「…いや、そんなわけあるはずないやろ」

セーラ「ないない、そんなわけない」

怜「お、誰か思いついたん?」

竜華「宮永さんかな?」

セーラ「……あぁ、どないしよ」

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 00:53:30 ID:a02+XPVW0
セーラ「(なんで弘世のことなんか考えてしもたんや?)」

セーラ「(…俺の好きな人は弘世?いやそんなはずないやろ…)」

セーラ「(だいたいあいつとはいつも言い合いばっかりしてたし
     そんな感情持つはずないやろ…絶対そうやんな?)」

セーラ「(けど好きな人のことを考えたら弘世が浮かんだのも事実やな…
     うわこれ…照に告白されたことより動揺するんやけど)」


怜「…宮永さんとちゃうんやろ?」

竜華「じゃあ、誰なん?」

セーラ「…ちょっと待ってくれ、自分の中で消化できひん」

竜華「誰やろな?」

怜「セーラがこれだけ動揺してるって…弘世さん?」

セーラ「っ!!?」

竜華「怜、当たったなぁ」

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 00:55:43 ID:a02+XPVW0
セーラ「あ、アホ!俺が弘世なんか好きなはずないやろ!」

怜「でもめっちゃ動揺してるやん、セーラ」

セーラ「…うぅ」

竜華「えぇ、ほんまにあの人なん?でもあの人とセーラって水と油やろ?」

怜「ケンカするほど仲がええってやつちゃうん?」

竜華「あぁ、なるほどなぁ…セーラ、どうなん?」

セーラ「いや、でも…」

怜「なら宮永さんの告白にセーラがこんだけ悩んでたんも納得いくやん?」

セーラ「なんでや?」

怜「どっかで弘世さんが好きって気持ちあったから
  宮永さんを受け入れられへんかった…でもその好きって気持ちが」

怜「セーラにはよくわかってなかったから苦しかったんちゃう?」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 00:57:20 ID:a02+XPVW0
セーラ「…にしても、弘世はあかん」

竜華「なんで?」

セーラ「…あいつは、照の相談にずっと乗ってたみたいやし…」

怜「宮永さんのことを考えるとちょっとややこしいなぁ」

セーラ「多分、多分やけど…弘世は照に気があるんちゃうかなって思うし…」

竜華「そうやとしたらなおややこしいなぁ」

怜「まあとりあえずセーラの弘世さんに対する気持ちがほんまかどうかあれやしなぁ」

セーラ「そ、そうや!た、たまたま思い浮かんだだけやって!
    俺が…そんな恋愛がどうとか全く関わってこーへんかった俺が」

セーラ「よ、よりにもよって、その、えっと、弘世を好きになってるはずないって!」

怜「セーラが動揺しすぎて逆に怪しいわー」

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 00:59:18 ID:a02+XPVW0
竜華「なんとなく好きかもしれんなぁーって感じが
   怜に真剣に考えて?って言われてばーっと出てきたんちゃう?」

セーラ「……否定できんのが辛いで」

怜「まあ、セーラはちょっと真剣にいろいろ考えたほうがええで?」

竜華「そやなぁ。宮永さんもずっと待ってるん辛いやろうし」

セーラ「そ、それはわかってるけど…」

怜「どっちにしても、私はセーラを応援してるから
  いつでも頼ってな?」

竜華「うちのことも頼ってや?セーラ、ほんまにちょっと
   元気ないし…心配やわ」

セーラ「…ありがとう、いつもいつも」

怜「大好きな、友達やからやで」

竜華「そうや、うちら親友やん?」


セーラ「…せやな」

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 01:02:44 ID:a02+XPVW0
1週間後、白糸台高校、麻雀部部室


セーラ「(大阪にいた1週間…結局何の結論にも至れへんかった)」

セーラ「(照や弘世のことを考えると苦しかった)」

セーラ「(…俺がほんまに弘世を好きなら…弘世に会えばわかるはず…)」

セーラ「(もしそれで…ありえへんとは思うけど弘世を好きって
     思うんやったら…照にはひどいことをすることになるかもしれん)」

セーラ「(正直、誰にも傷ついて欲しくはないけど…自分にはウソをつけへん)」


ガラッ


セーラ「おっす~!大阪から帰ってきたで~♪」

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 01:04:30 ID:a02+XPVW0
淡「セーラ!!」

照「セーラおかえり」

菫「おかえり、江口」

尭深「おかえりなさい」

セーラ「楽しかったわーあ、これお土産やで」ハイ

淡「わーい!やったぁ、ありがとー」ビリビリ

菫「おいおい、そんなに破ったら…あぁ、もう」

淡「菫ってほんとお母さんみたいだよねー」

菫「お、おかあさっ…こら大星ぃ!!」コツン

淡「も、もう痛いよー!セーラ助けてー」

セーラ「おーよしよし、弘世は怖いなぁ」ナデナデ

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 01:06:12 ID:a02+XPVW0
菫「ったく、甘やかすなよ?こいつはもうエースなんだから」ジロッ

セーラ「っ!!」

淡「えへへ~、エースなんだってー!」

菫「なんだよ、目をそらすなよ江口」

セーラ「(あかんやばいやばい…顔見れへんやん!)」

照「セーラ、大阪はどうだった?」

セーラ「へっ!?あ、あ、お、大阪な、楽しかったで!」

セーラ「(ど、ドキドキする…うぅ、なんやねんなんやねん!!)」

照「そうなんだ、園城寺さんたち元気だった?」

セーラ「おう、それはもう元気すぎて大変やったわ」ケラケラ

セーラ「(こ、ここは照との会話で心を落ち着けてやな…ふぅ)」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 01:08:10 ID:a02+XPVW0
尭深「お茶です、どうぞ」コトン

セーラ「いつもありがとうなぁ」

菫「そうだ江口、渋谷に部長の引継ぎをしたんだよ」

セーラ「そ、そうか。お前もやっと部長卒業やな」

セーラ「頑張るんやでー、渋谷新部長さん」ナデナデ

尭深「は、はい!」

セーラ「(弘世のやつ…目を見んなや…あかんやっぱり顔見れへん!)」

菫「ん?江口、お前なんか変だぞ?顔も赤いし…熱でもあるのか?」スッ

おでこに掌を当てる

セーラ「わ、ちょ!!や、やめろや!」


セーラ「(…弘世のヤツ、近くで見たらめっちゃ美人やな。そらファンクラブできるわ)」

セーラ「(そんなこと考えたこともなかったけど、そんなんばっかり
     見てしもて、考えてしまうで…あ、まつ毛も長いな…ってもう)」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 01:10:35 ID:a02+XPVW0
菫「なんだよ、そんなに逃げなくてもいいじゃないか…まあ元気ならそれでいいが」

淡「セーラ変だよー?何かあったのー?」

セーラ「な、なんでもないで」

照「そう?ならいいけど…」

セーラ「(照…俺は…やっぱり…)」

セーラ「(まだ決め付けたくないけど…でも…)」


セーラ「(弘世に感じるこの気持ちと照に感じる気持ちは
     たぶん違うっていうか…俺はやっぱ…弘世のこと…?)」

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 01:13:22 ID:a02+XPVW0
同じ日、学校、廊下


菫「江口ちょっと待って」

セーラ「な、なに?(び、びっくりした)」

菫「部室では言いにくかったんだが…照のこと、どうするんだ?」

セーラ「あぁ…(それをここで聞くんかい)」

菫「あぁ…って。照がこの1週間どれだけ塞ぎ込んでいたか
  わからないわけじゃないだろ?」

セーラ「ん、まあ…」

菫「歯切れが悪いな、お前やっぱりおかしいぞ?」

セーラ「…俺、照のこと…いや、やっぱりいい」

菫「なんだよ途中でやめるな」

セーラ「ていうか弘世はな、俺にどうして欲しいん?」

菫「どうしてって……そうだな…照を傷つけないで欲しい、かな」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 01:15:15 ID:a02+XPVW0
セーラ「それは受け入れろって意味なん?」

菫「いや、必ずしもそうじゃない。お前が照の好意を受け取らなかったとしても
  あいつが傷つかないように、優しい言葉をかけてやって欲しいんだ」

セーラ「…ふーん」

菫「なんだよ?」

セーラ「…多分俺、照を傷つけるで」

菫「は?お前なぁ…」

セーラ「まだ確かなことはわからんけど、でもきっとそうなる」

セーラ「俺の今考えてることがほんまなんやったら、そうなる」

菫「そういう言い方はよせ、混乱するだろ」


セーラ「あ、一つ聞きたいことある…」

セーラ「(今芽生えようとしてる自分の気持ちを
     自分で潰すことになるかもしれんけど、)」

セーラ「(でも…どうしても、聞きたい)」

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 01:17:15 ID:a02+XPVW0
菫「ん、なんだ?」

セーラ「……弘世って、照こと好きなん?」

菫「え…いや、それは」

セーラ「好きってことか(やっぱりか…)」

菫「いや…違うよ……そうじゃない、…別にいる」

セーラ「俺はそうなんかなぁって思ってたけど、違ったんか」

セーラ「(別にいる?…誰やろ?まあ、…俺ではないやろうけど)」

菫「私は…私は、」ブツブツ

セーラ「なんや聞こえへんで?」

菫「と、とにかく!あいつはお前も知ってるように繊細なんだよ」

セーラ「わかってるって」

菫「…頼んだからな」

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 01:19:13 ID:a02+XPVW0
セーラ「ん…。で、弘世の好きな人って?」

菫「バカか、そんなのお前に言うわけないだろ」

セーラ「…って言うと思ったわ、アホ」


セーラ「(…好きな人いるんか…)」

セーラ「(あれ、今、ショックって思った?)」

セーラ「(ショック?なんで?……弘世のことが、好きやから?)」


セーラ「(やっぱりそうなんかな…うぅ…でも、でも、…)」

セーラ「(あぁ、もう!!こんないじいじすんの嫌や!!!)」

セーラ「(俺はグダグダするん嫌いのはずやろ?せやろ?)」


セーラ「(…じゃあ、やるべきことは?……そら、一個しかないよな)」

103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08 01:24:50 ID:amQJjDtgO
眠さが限界なので寝ます、ついでにさるさんになっちゃった
続きはできれば週末にでもスレ立てします

着地点へ向かわせていくのが大変だー

支援感謝でした、おやすみなさい